冷酷な予定調和

どうにかなるさ、と生きてきて結局どうにもならなかった場合、何が問題だったのだろうか。現実を正しく認識する能力の欠如か、それとも単に運が悪かっただけなのか。現実を正しく認識してしまうと、人はとても生きていけないだろう。なにがしかの妄想で自分を包み、必要最低限の現実認識で暮らしてはじめて人間は社会の中で生きていけるのである。俺はそんな生き方まっぴらごめんだけどな。